ダイエット検定に学ぶ減量と健康のバランス

ダイエット検定2級合格に向けて、テキストの内容に沿って勉強を進めています。

テキストでは、ダイエットは健康を前提に実践することが

大切であることを説いています。

 

仏教の開祖であり、現在のネパール国の王子であったブッダは、

29歳で出家し35歳の時に過酷な絶食修行を行ったのだそう。

骨と皮だけのような身体になり、死ぬような状況の中で悟ったのは、

”心身を痛めつける修行では何も解決することはできない”という事でした。

 

その後、スジャータという村の娘に介抱され、ヤギの乳粥をもらい健康を取り戻す

ことになるのですが、それから有名な菩提樹の下に行き、悟りを開いたといいます。

そして布教活動と併せて心と身体の健康の重要性を説き、古典医学の発展にも注力し

たそうです。

 

このことからいえる事は、

いくら崇高なゴールがあっても、それを達成するために心身の健康を害するような手段

であっては本末転倒、何も得ることはできないということです。

そしてそれは、ダイエットにも当てはまること。

体型を気にして、食事を我慢するなどの方法で短期間に痩せようとする減量法では

心身の健康に必要な栄養をとることができず体調は崩れ、生活にも支障をきたすで

しょうし、もし一時的に理想の体型に近づけたとしても、それを維持し続けること

は難しい。無理な減量とリバウンドの繰り返しという、悪いサイクルにハマってしまう

というわけですね。

 

そもそもダイエットは、日本や世界の経済大国に住む人達の間での関心事。

食に困ることが極めて少ない「飽食」という状況によって生まれた概念なんですね。

 

ところがその一方で、

世界には戦争・天災・貧困等による食料不足が原因で命を落とす人達が後を絶たない。

飢えは今でも世界第一位の死亡原因で、飢餓やそれに関連する病気が原因で毎日2万5千

人もの人が命を落としているといいます。そして、その中の半数以上は5歳以下の子供

だという現実。このような厳しい環境で生活を送る人達にとっては、ダイエットという

発想などないはずです。

先進国の日本に暮らす私達にとって肥満は、健康を脅かす大きな関心事であり、

健康を維持する為にダイエットは取り組むべき重要な課題です。

しかし私達は、食に困らない「飽食」と、先進国であるが故の便利な暮らしに囲まれた

豊かで恵まれた生活環境にいるということを心に留め、ダイエットに向き合い取り組むこと。

これが成功には欠かせない第一の条件なのかもしれません。

 

<日本ダイエット健康協会(JDHA):ダイエット検定2級テキストより一部引用>

 

 

 

 

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