ダイエット検定1級 肥満症と痩せすぎの疾病リスク

ダイエット検定1級ホルダーで武術講師の流龍です。

 

 

今回もダイエット検定1級の学習内容をシェアしていきます。

 

19回目のテーマは検定1級のテキストより、第3章「体脂肪と肥満と疾病リスク」から、

設27問:”肥満症の定義と疾病リスク”、

設28問:”やせ過ぎの危険性”についてです。

 
肥満症とは、

肥満を原因とする生活習慣病などを発症し、治療を要する状況を指します。

 

肥満症に多いタイプがりんご型肥満と呼ばれるもので、

内臓脂肪が過剰に蓄積されて腹囲が大きくなった上半身肥満で、

男性に多いとされます。

 

肥満は動脈硬化を引き起こす危険因子(リスクファクター)のひとつで、

他に脂質異常症、高血糖値、高血圧も危険因子に数えられ、

これら4つの因子が3つ以上重なると、1つもない人に比べて

約35倍という確率で動脈硬化を発症する可能性があります。

 

しかし、そもそも肥満(特に内臓脂肪を原因とする)そのものが他の

全てのリスクファクターの要因であるとも言えます。

 

それは、

内臓脂肪が増えると代謝(分解)によって大量の脂肪酸が

血管に流れこむことで脂質異常症を発症し、

 

また脂肪酸が次に肝臓に流れると、

インスリン抵抗性(インスリンの感受性を低下させる病態)を経て、

高インスリン血症(血糖値を下げるためインスリン量が異常に多く分泌されている病態)

を発症させます。

 

さらにこれらが耐糖能異常や高血圧を発症させながら、

動脈硬化を進行させることによるためです。

 

次に、”痩せすぎ”が引き起こす疾病についてです。

 

肥満を解消するためのダイエットへの関心が高まる一方で、

実は痩せ過ぎも、疾病率が高くなるというデータがあり、

 

人事院 保健指導に関する検討会

「脳血管疾患及び心臓疾患予防のための保健指導マニュアル」によると、

 

BMI値(kg/m2)が、

男性の場合22.2、女性の場合21.9(最も疾病合併率が低い)を境に、

値が下がるにつれ疾病合併率が上昇していきます。

 

したがってダイエットを計画する際は、

2級テキストで学んだ「目標体重の設定方法」を参考に、

 

計画的かつ無理のないダイエットを実践し、

目標体重到達後は、更に体重を落とすなどのやりすぎに

気をつけるようにします。

 

 

 

<参考書籍:ダイエット検定1級テキスト(日本ダイエット健康協会)>

 

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