ダイエット検定 無酸素運動では体脂肪は燃えない?
ダイエット検定の受験が来月3月に迫ってきました。
残りほぼ1ヶ月。 この1ヶ月の努力で合否が決まりますね。
当ブログ「アンチエイジングとダイエット」では、ダイエット検定2級の
対策テキストから得た学びを公開しております。
今回のテーマは第8章第37問から、
「無酸素運動と有酸素運動についての誤解」です。
これまで一般的な常識として、体脂肪は無酸素運動ではなく、
有酸素運動でのみ落とすことが可能と捉えられてきました。
理由として、脂肪細胞内の体脂肪を分解する役割を担う酵素リパーゼは、
体温が十分に上がってからでないと作用しないというのが定説で、
その為、有酸素運動を約20分間行ってからようやく、体脂肪が燃えると
信じられてきたからというのが一因としてあるようです。
ところがこれは誤解であったことが分かっていて、
まず血中の脂肪は運動を始めるとすぐに消費され始め、またそれに合わせて酵素リパーゼも
ホルモンの作用によって活動が始まり、脂肪細胞内の体脂肪も分解され始めます。
つまり、有酸素・無酸素に関わらず、運動を10分程度断続的に行った程度でも、
体脂肪を減らす効果は十分あるということです。
ここで無酸素運動のシステムについて詳しく見ていくと、
筋肉に負荷を与えて鍛える、いわゆる「筋トレ」と捕らえると分かり易いですが、
無酸素運動は瞬間的に強い力を必要とすることで、筋肉に貯蔵しているグリコーゲン
(糖質)が使われます。
エネルギーを使いきると筋肉は疲労し、一時的に持続が不可能となり、
長時間の運動ができなくなります。
しかしご存知の通り、
筋肉トレーニングをすれば、筋肉の活性化・増量が可能となります。
これが結果的に、日常において活動代謝を増加させ、また血行促進もあり
ダイエット効果を得ることができます。
筋肉がつくことで痩せ体質になるということですね。
また前述のように、無酸素運動によって筋肉内のグリコーゲンを消費すると、
その量の分だけ肝臓から補われることになります。
すると今度は肝臓から失った分を更に補う為、そのカロリー相当量の体脂肪が
分解されてグリコーゲンに変化する、つまり体脂肪が減るのです。
有酸素運動だけでなく無酸素系も合わせ、トータルでエネルギー消費量をアップ
するよう意識して生活に運動習慣を取れ入れれば、十分に肥満解消は可能なんですね。
但し運動直後に食事を摂ると、体脂肪からではなく、摂取したばかりの食材から
グリコーゲンが優先的に補充される為、ダイエット中は注意が必要です。
私、流龍も”体脂肪を燃やすには、空気をたくさん取り込む有酸素運動が有効”と
いう完全に間違ったイメージを持っておりましたので、
今回の学習は非常に勉強になりましたし、
モヤモヤしていた疑問もすっきり解消できた気分です。
今後のダイエット時は、無酸素・有酸素どちらの運動も
やる気を持って取り組んでいけそうです。
<参考書籍:ダイエット検定2級テキスト(日本ダイエット健康協会)>