ダイエット検定 代謝が悪いと太る?
ダイエット検定2級テキストを使った学習シェアリングですが、
ここから第6章である、代謝とリバウンドの基礎知識に入っていきます。
テーマは第26問から、「代謝の正しい理解」です。
あなたは、”太りやすい人は代謝の悪さが原因”と考えたことはありませんか?
私、流龍もそのように考えておりました。
特に中高年の世代になると、代謝が悪くなる分脂肪が付きやすくなるという
イメージがありますし、実際そうであると思います。
しかしどうやら、「太る=代謝が悪い」が絶対ではないようです。
テキストによれば、
「代謝とは、同化作用と異化作用という化学反応をいう」言葉で、新陳代謝とも言います。
同化作用は合成し体内にエネルギーを保持する、つまり
摂取する栄養素(摂取カロリー)を材料として細胞の補填や修復、および
エネルギーの貯蔵などの働きを意味し、
対して、異化作用は分解し体外にエネルギーを放出、つまり
汗や便、二酸化炭素などの老廃物の放出や、
体内で使われたエネルギーによってできた体熱を放散(消費カロリー)
させる働きのことだそうです。
ですので、
(新陳)代謝には表裏一体とも言うべきこれら両方の意味を含んでいるということ、
その為、同化作用によって起こる太るという現象も正確には代謝によるもの
ということになります。
どうやら我々は、異化作用としての代謝のことを情報として見聞きすることが多い
ことで、「代謝がいい=太りにくい」という固定観念にとらわれていたようです。
(間違いではないと思いますが、ダイエットの基礎知識として
正しくは両方の意味が含まれていることを把握しておく必要がありますね)
代謝についてもう少し詳しく見ていくと、
生理学的には「物質代謝」とも呼ばれていて、これは体内に栄養素を取り込み
化学変化を起こすことで細胞が入れ替わることによるもの。
からだを構成する骨は3年、皮膚はおよそ1ヶ月、粘膜組織の場合は2日という周期で
人間や生き物の細胞は入れ替わるそうです。
<参考書籍:ダイエット検定2級テキスト(日本ダイエット健康協会)>